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NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社によるSimon Hegeleの買収について、アドバイスを提供
フレッシュフィールズブルックハウスデリンガー(以下「フレッシュフィールズ」といいます。)は、ドイツに拠点を有するグローバル物流プロバイダーであり、ヘルスケア、インダストリアル、リテール業界のクライアントに物流サービスを提供するSH HoldCo GmbH(以下「Simon Hegele」といいます。)の買収について、NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社(以下「NIPPON EXPRESS」といいます。)にアドバイスを提供しています。本取引の対象会社は全世界で35社以上にのぼり、Simon Hegeleの全株式をNIPPON EXPRESSがプライベート・エクイティ・ファームのEMZ Partnersおよび現旧経営陣の関連会社から現金で100%取得するもので、2024年 9 月30日 に締結されました。
NIPPON EXPRESSは、世界的に高く評価されている日本の物流企業です。同社は、80年以上前に物流サービス会社として設立され、現在は全世界で900を超える拠点からなるグローバルネットワークを有し、先進的な物流サービスで世界中の物流をサポートしています。NIPPON EXPRESSは近年、オーガニックな成長と戦略的買収によりグローバル事業を拡大しており、2024年1月には、オーストリアを拠点とするCargo-Partnerの買収を完了しています。対象会社が全世界で63社にのぼり、取得価額の総額は最大14億ユーロとなるこの取引についても、フレッシュフィールズが同社にアドバイスを提供しました。
欧州、南北アメリカ、アジアに50以上の拠点を有するSimon Hegeleは、最先端の技術を駆使したコントラクトロジスティクスに強みを有し、ドイツを中心に、世界中のクライアントに物流および関連サービスを提供しています。本取引により、NIPPON EXPRESSは、特に欧州における海外事業をさらに強化し、Simon Hegeleが強みを持つヘルスケア事業を拡大していくことが可能となります。
本取引については、フレッシュフィールズのグローバル・トランザクショングループのパートナーである中島 智子(東京オフィス)とPhilipp Pütz(デュッセルドルフオフィス)がリードし、Vasco Ollero(ハンブルグオフィス)および板垣 アーノルド 恒志(東京オフィス)がリード・アソシエイトを務め、アソシエイトのHenri Conze(デュッセルドルフオフィス)、Anna Eichner(デュッセルドルフオフィス)、Burak Firat(ベルリンオフィス) のサポートを得てとりまとめました。また、独禁法については山田 香織(東京オフィス パートナー)がリードし、税法については Philipp Redeker(デュッセルドルフオフィス パートナー)がアドバイスを提供した他、フレッシュフィールズのアジア、欧州、米国における様々なチームが本取引をサポートしました。