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JSR株式会社のエラストマー事業の取得について、ENEOS株式会社にアドバイスを提供

フレッシュフィールズブルックハウスデリンガーは、日本最大の石油会社であるENEOS株式会社(以下「ENEOS」といいます。)による、JSR株式会社(以下「JSR」といいます。)の合成ゴムの製造・販売を含むエラストマー事業の買収について、ENEOSにアドバイスを提供しました。JSRは東京証券取引所に上場し、合成ゴム及びファインケミカル素材の製造・販売を行っています。

JSRのエラストマー事業は、低燃費・高性能タイヤのトレッドに不可欠な「溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(SSBR)」などのタイヤの原材料を提供しています。

JSRは、今後、新会社を設立し、エラストマー事業及び同事業に係る全世界の海外子会社・関係会社株式を吸収分割により新会社に移管します。その後、ENEOSは当該新会社の全株式を取得し、完全子会社とします。本取引は2022年4月1日に完了する予定です。

本件は、機能材事業を成長戦略の一環として位置づけているENEOSにとって画期的な取引となります。

本件は、中島 智子(東京オフィス シニア・カウンセル)及び中尾 雄史(東京オフィス パートナー)がリードし、ヨハン・エルロット(東京オフィス パートナー)、Bui Thanh Tien(ホーチミンオフィス パートナー)、ジェームス・ネポールシング(東京オフィス シニア・アソシエイト)及び庄野 航(東京オフィス アソシエイト)とともにENEOSのサポートを行いました。本取引の規制面については独禁法のパートナーである山田 香織(東京オフィス)が担当し、デューディリジェンス及び取引のストラクチャリングの面については弊事務所の香港、上海、ハンブルグ、ブリュッセル、ニューヨーク、ホーチミン及びハノイオフィスがサポートを行いました。また、ハンガリー、タイ、インド、韓国、インドネシア及びメキシコにおける法律については、各国の現地法律事務所のチームと連携しました。

 

フレッシュフィールズについて

フレッシュフィールズブルックハウスデリンガーは、世界の主要な企業や金融機関の革新的かつ重大な案件をサポートしている国際法律事務所です。28カ所のオフィスより、2,800 名を超える弁護士やその他の法律専門家が、日々グローバルな案件に取り組んでいます。弊事務所のクライアントに対するコミットメント、グローバルな専門知識、そしてビジネスに関するノウハウは、クライアントから高く評価されています。